2004/08/22

それは、自由の燃え出す温度

504164e0.jpg話題のミーハー映画、華氏911を見てきた。
見る前は正直、金を払ってまでみようとは思っていなかった。が、見ている最中に涙を流してしまったり、色々と考えさせられたりと非常に興味深い内容。


この映画をブッシュ批判映画と一言で片付けるのは簡単であるが、それでは収まらないパワーがある。それは表現者マイケル・ムーアのパワーも去ることながら、被写体として映し出されている人物達の、強烈な力がスクリーンを通して感じられるからだと思う。映画をそれほど見ない俺ですら色々と考えさせられてしまうのだから、たくさん映画を見ている人は是非見て欲しいと感じる。

マイケル・ムーアは非常に繊細で丁寧な人だと思う。物腰も柔らかで柔和な表情を見せる。要するに、正直な人。
この映画が描こうとしているのは、今アメリカと世界で起こっている真実のドキュメンタリーだ。多少事実を歪曲した表現を使ったりアメリカ的なナンセンス映像もちりばめられているが、それについてどうこう言うことはこの映画の本質を捉えていないからだと思う。

華氏911、それは自由の燃えだす温度。CMのコピーの引用である。
しかし華氏911の炎の中にあるのは、自由であるということ。自由を描く映画であるということ。
アメリカは日本人が想像しているよりもよっぽど酷い国で貧富の差が激しいようだ。そしてそういった歪んだ社会が内包している内なる者への攻撃力を、決して暴力にならないようにマイケル・ムーアがまとめたのが華氏911だ。暴力無き自由が、華氏911度で燃え始めているのだと感じる。

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