2004/09/24

プロ野球ストを取り巻くメディア

いかんせん、メディアがしょーもない。新聞もテレビもしょーもない。ラジオは聞いてないから分からないけど、どうせしょーもないんだろう。いや、それは酷いか。ラジオは知らん。

そもそも、テレビは結局「ストするのしないの?」という興味本位の報道に終始していた。本来なら「なぜストをするの?」が最も注目するべき問題であり、それを主眼に据えた報道は皆無だった(一部スポーツ番組の特集などはそこまで考えて番組を作っていたけど)。


ストをする理由は「近鉄がなくなっちゃうなんてヒドい!」とかいう短絡的なものじゃないはずなのに、なんでか民衆にそれが伝わらない。
1球団減るということは、単純に試合が行える組数が減ってお金が儲からなくなるから。この一点に尽きる。
パリーグ6球団だったものが5球団になると、3試合から2試合に変化する。一試合で1万人しか入らなかったとしても2000~3000万ぐらいの減収である。
選手の主張としては
客から金を取る機会を減らしてどうするんじゃ!
である。当然だ。客から金が取れないと、自分の給料だって減る傾向になるに決まっている。
球団は当初寝ぼけた回答を随分していた。
「選手の年俸の高騰が原因の一端だ」とか「それじゃ球団合併を一年延期したとして出る赤字40億を選手が補填してくれるのか」とか。
アホかと。
どうやって収支をプラスに持っていくか考えるのがお前ら経営陣だろ、と。選手の年俸が高いなら選手を売れ! ローズも売っておけばよかったのに。
で、その40億の赤字を減らす方法が分からないからといって逆ギレしてる球団は本当におかしいと思う。分からないなら、他人の意見を聞けばいいと思うわけ。もうね、このクソどもがと言いたい。

おっと、経営陣への文句は言ってもしょうがない。収益構造を変えない限りこの問題は収まらない。Jリーグを見習え。野球よりはるかに集客能力が低いというのに立派にやっていけてる。

で、だよ。俺が言いたいのはだね、なんていうか、この「赤字だから合併します。選手のことは別に何も考えて無いけど、赤字だから仕方ないじゃん」という球団側のスタンスを、もっとメディアが正しく厳しく伝えるべきだと主張したいわけです。
読売なんかは最悪で、持っている力を利用して「選手会が大人気ない」というネガキャンまで張らせた。ほとほと腐った会社である。
日テレに出ていた野球解説者たちは大変だっただろうね。江川とか宮本とかね。まぁ巨人出身だし素直にネガキャンしてくださいと言われて、はいやりますって言っちゃう所がなんていうかショボいわけだけど、仕方ない。かわいそうな被害者だと思う。
アナウンサー達もかわいそうだ。ネガキャン原稿読まされてさ。

で、それはさ。もはや、それは報道なのか、と問いたい。自分の会社の利益に関わるからと敵対するグループをメディアが叩く。それって、報道なのか、と。
ニュースステーションが埼玉のホウレン草からダイオキシンが、っていう報道したときに埼玉の農協の粗探しをして叩いたりしてたらどうだろうか?
タクシー会社がもっと客が集めたいからとバス会社を叩くだろうか? タクシーにスピーカーを積んでバス会社を叩くようなことを言ったとしたら?
そんなものは、公平でも中立でもなんでもない。
右翼の街宣車と一緒だ。新聞屋なんてみんな右翼なんだ、という、一歩間違えると核心を突いてしまいそうな主張でも面白いのだが、そうではない。
公平・中立でない報道は、もはや害悪でしかないと思うのだ。

今回のスト報道を通して、もはや日本のテレビはワイドショー専用の興味本位なネタしかやれなくなった腐ったメディアだと思えた。テレビはこれに反省し、正しい姿に立ち返って欲しいと思う。

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