2005/03/24

「つい、うっかり」で済むこと

帰りの電車でのこと。
東急東横線、各駅停車渋谷発元町中華街行。
その電車より、3分ほど早く渋谷を出発する急行があったのだが、座りたかったので僕は各駅停車に乗り込んだ。


渋谷を出ると、最初の停車駅は代官山。もうすぐ中目黒だっちゅーのに、こんなところに駅作っても意味ないよなー、っていう程度の駅。誰も降りないし、誰も乗らない。
座っていると機械アナウンス、録音された女性の声が車内に流れた。
「緊急停止します。手すりなどにおつかまりください」
それが3、4回繰り返されたあと、電車はさほど緊急という感じでもなく、ごく自然に停車した。
ちょっと車内はザワついた。
窓を見ると、どうも駅を大幅にオーバーランしている模様。先ほどの機械のアナウンスは、駅への進入速度が速すぎたために緊急ブレーキが作動し流れたものなのだろう。
その緊急停止のシステムは英語3文字の名前がついていたはずだが忘れた。
このアナウンス、京成線で聞いて以来しばらく聞いてなかったなぁ、と思った。ちなみに京成はその他の電鉄に比べて圧倒的にこの緊急ブレーキが作動する率が高い(と思う)。だって、俺他の電鉄だと一度も聞いたことないけど、京成でだけ3回は聞いてると思うもん。
で、まぁ最初はただの運転ミスかと思ったのだが、それにしては緊急ブレーキが作動したとき、駅に止まるための減速をする気配が無かった。
ははぁ、さては「各駅停車」なのに、運転手が「急行」だと勘違いして運転したに違いない。睡眠時無呼吸症候群で突然ブッ倒れたという可能性も無いではないが、それよりは勘違いのほうが確率は高そうだ。
「停車位置を調整します」というアナウンスとともに、軽く車両3つ分は戻ったところで、ほぼ確信した。

最初は「なんだかな」だったが、だんだん可笑しさと怖さが同時にやってきた。
運転手も大変だな~と思って笑える半面、この勘違いになにか不幸な偶然が重なると重大な事故に発展するんだろうなぁ、と思ったからだ。

実は最近Webで日本の重大鉄道事故の歴史について簡単に調べた直後だっただけに、恐怖はより一層だった。
もう忘れ去られているかもしれないが、地下鉄日比谷線の脱線衝突事故など、事故は偶然の不幸が重なって発生するわけで、昨日はそれが生活のごくごく身近なところで発生するかもしれないと思わされた。
実に恐ろしい。いや、電鉄会社がもっと安全対策に、とかそういう他人任せなことを言うつもりは毛頭ない。ただ、毎日の生活と、紙一重のところに重大なニュースになる危険って潜んでいるんだな、って改めて実感しただけ。

まぁ、そんな偶然に発生するかもしれない不幸についてまで思いを馳せられるということは、今の日本が平和だってことで、それはそれでよかったよかった、って感じです。

0 件のコメント :

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...