2012/07/26

Huluと刑事コロンボと公民権運動

刑事コロンボ見たよー、なんて今更すぎる話なんだけども、テレビでたまに見た程度でしかなかったので全話見たくなった。

このエントリ書くために軽くWikipediってみたけど、刑事コロンボって1968年にシリーズが開始したんだねぇ。
45年前だよ、45年前。
いま見ても、まったく色褪せないどころか、今の時代に見ると更に輝きを増すシリーズかもしれんね。

物語の内容は、もう語る要素なんてない名作。書けることは感想だけだね。






今回コロンボを見るためにhuluというオンデマンド配信サービスに入ってみたんだけども。
オンラインレンタルビデオサービス、っていくつかあると思うんだけども郵送っていうのが気に食わない。
「なんか映画見ようかなー、あ、そういえばコレ見たかったんだ!」
ってツタヤの店頭でやってることと同じ事をオンラインでもやりたいじゃない。なのに郵送が届くまで数日待ってくださいねー、なんて待てるか!

そんなわけで、いくつかオンデマンド配信サービスを見比べていたんだけどhuluっていうアメリカのサービスが目についた(ちゃんと日本向けサービスが提供されてる)。一ヶ月ぐらい前からhuluに入ろうかなーどうしようかなーって迷ってはいたのだけれど、視聴可能作品にコロンボを見つけて加入を決意。
アメリカのサービスだけあって、アメリカのドラマ系レパートリーがすごい充実。 24とかLOSTとかプリズンブレイクとかも見れちゃう。それで月980円! オトク!


なんてね。huluの宣伝をしつつ、刑事コロンボの話。
いやー、いいね、セリフ回しなんか最高だよね。人を食ったような物腰、空気を読まない言葉選び。犯人を小馬鹿にした立ち回り。 それを無自覚でやってるコロンボの人格。もちろん、主役のピーター・フォークが素晴らしいから成り立つ劇なんだけども。

犯人が船を持っててさ、その船が帰ってくるのを待つためにコロンボが釣りをしてるのよ。
そこに犯人の船が戻ってきて、またあのネチネチした質問攻めが始まるんだけども。
犯人「こんなところで釣りを? 釣れるかね」
コロンボ「えぇ、待っててください。これからです」
みたいな所から始まって、事件について疑わしい点を犯人にいくつか質問するわけだけども、その時点では何も証拠はないし、犯人にイヤな感じでネチネチしてるだけ。
それに対して
犯人「それから、1つ忠告しておこう。もし魚を釣りたいなら、エサを変えるか釣り場を変えろ」
なんて言うわけよ。
なんだろ、別にありがちなやり取りではあるのだけれど。
ネチネチした質問でイラついた犯人が最大限ひねりを利かせた切り返しをしています、みたいな演出がされて、観ている方は思わずニヤニヤしてしまう。

コロンボは、全体に漂うこの「ニヤニヤ感」がすごいたまらないんだよね。
またコロンボがこんな空気読まない行動してるや、とか。あー、コロンボの罠に乗ってしまったわ、とか。犯人はこんな苦し紛れのことして大丈夫なんだろうか、おや意外とうまくいってるな、とか。
そこはかとなく漂うニヤニヤ感、たまらんね。


コロンボの楽しさっていうのはこういう感覚だよ、っていうのとは別に。
やっぱり時代を感じるな、というのも別の角度から面白い要素でもあるね。
まず、コロンボはとにかくどこでも葉巻を吸う。車、道路はもちろんのこと、病院、美術館、化学工場プラントなどなど、処、時を選ばずのべつまくなしだ。
いやー、そんな時代もあったんだなぁ。

あと、電話は交換台経由でつないだりさ。古い時代なんだなー、というかこれがこの時の普通だったんだなぁ、ととても時代を感じる。

ああ、あと日本人の扱いがひでぇw まぁ仕方ないんだけどさ。第二次世界大戦から20年しか経ってないわけだし。日本独立から15年程度。さらに言えば、アメリカはまだまだ人種差別ムードが漂う時期(公民権運動の象徴たるワシントン大行進は1963年、コロンボ放送開始は最初にも書いた通り1968年)。
"I have a dream"で有名なマーチン・ルーサー・キング牧師の演説。
これが行われたのが、ワシントン大行進。


日本人は出てくるけど、英語を理解できない使用人とか役者の付き人とか、そういう立場ばかり。でもなぁ、当時は日本は高度経済成長で1968年にはGNP世界第2位になっているんだよなぁ。
Wikipedia - 高度経済成長
いや、不愉快さは無いよ。無いんだけど「時代感じるなー」という意味では、やっぱり日本人の扱いってのが違うなと。
今だったら、絶対口うるさい上司とかさ、大企業の中間管理職とかさ、そういう役どころで一人ぐらい出てくるじゃない。そういうのが無いっていうのは時代を感じるね。



最後に。
コロンボを見てると、古畑任三郎は似せすぎなんじゃなかろーかと思うほどに似てる。いや、まぁコロンボを作りたかったって言ってるから似てるのは当たり前なんだろうけど。
うーん、プロットもほとんど同じような話が出てくるのはどうなんだろうか。ミステリー物で、プロットが似てるってのは。
というか、犯人像がかぶりすぎなんだよなぁ。俳優、棋士(将棋とチェスで違うけど)、ぼんくら二代目に仕える忠誠心高いお付き、とか。
でも逆に言えば田村正和って、やっぱりすごいなって言うこともできるんだけど。


なんてね。やっぱコロンボおもしれーわ。今2ndシーズンの第7話見ながら書いてます。

1 件のコメント :

  1. コロンボと言えば「うちのかみさんがね」っとか言うフリが多くの作品にあったような。結構小さい頃に見てた気が。懐かしいです。先日、海外ドラマを見るきっかけとなった作品をちらっと見ました。ERとかXファイルとか。今見るとXファイルとか突っ込みどころが多すぎてなんだか面白かったです。MAOさんは海外ドラマ一番最初に面白いと思った作品とか覚えてますか?もし、あれば教えてください。

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