和歌山の道路事情

2014/05/01

旅行気分

毎年恒例の和歌山滞在をしておるわけですが、今年はいつもとかなり事情が違っており、なかなかに新鮮。


まず第一に、ひとりで和歌山に住んでた叔母が脳梗塞で倒れたわけです。

えっ
そんな重たい話から入ります?
どう考えても、明るい話とか新鮮な話題とか、前向きな方に行く要素がないし、行ったら行ったで人格疑われますけども?

えぇと…まぁお見舞いに行ったら本人は血色もよく、まだ呂律がまわらずにストレスたまっているみたいですが、とりあえず元気そうなのでよかったなと。

えっ
それを言ったところで、誰得? その文を読まされた側としても「へぇ…小康状態なようで、それは何よりですね…お大事に…」といった類の反応以外はしようがないわけですけども。

えぇ。 この話の入りはですね、我ながら大失敗ですね。どうやっても膨らみません。
ふくらましちゃダメだし。
だいたい、身内の病気話とかね、エンタテイメント性ゼロです。
以前合コンに誘われてホイホイついて行った時に「んじゃ飛びっきり面白い話するね」と前フリしてハードルを上げまくってからの「15年来の友人が、この間交通事故で死にまして」という話題を提供したことを思い出しました。

もうその時の空気! 聞かされた方は、笑えないでしょー? 絶対笑っちゃダメなところじゃないですかー。
しかも「飛びきり面白い話」と前フリした関係上、全員興味を持ってこちらに耳を傾けているわけですよ。

それは、もうね。ステキな空気でしたよ。
だって相手からすれば初対面の相手ですからね、それを
「どんだけ場にそぐわない話題なんだよ!」
的なギャップをツッコミつつの話題のテーマに据えることも難しいじゃないですか。
ま、俺が相手だったらツッコミましたけどね。俺ならね。俺なら。
女の子に何を求めてるんでしょうか。

それ以来。
それ以来の話題の入り。
いいんですよ、本来話したい事の前に全然無意味に不謹慎なことで20行費やしたって。

色々と無関係な話を続けてもいいんですが、そうするとこのエントリ後で読み返したときに、自分自身の精神状態が心配になってしまうのでやめておきましょう。

で、何が言いたいかっていうと、和歌山の道路事情ですよ。タイトルに書いてるじゃん。

一言に「和歌山」と言ってもね、広いわけです。徳川御三家のひとつでもありますし。それは広さに関係ないかな、うん。

この広い和歌山の中でも、目的地は本州最南端の串本町。エルトゥールル号のエピソードで有名な、あの串本です。
串本という町に到達するにはね、車だろうが電車だろうがフェリーだろうが飛行機だろうが、もうそれはそれは大変な艱難辛苦を乗り越えないといかんかったわけです。
いいですね、この「いかんかった」という過去形。
「お、過去との比較の話題なんだな。今は違うんだな」
と予想させるそれですわ。

なに。自分の文章に自分で読書感想文を添えていくの? 気持ち悪いですね。

気持ち悪い感想文はさておき、車で東京から行く方法と時間をザックリと簡単に書いてみましょう。

東京
  東名・伊勢湾岸(4時間)
四日市
  伊勢道(1時間)
勢和多気
  国道42号(1時間)
尾鷲
  国道42号(1時間)
熊野
  国道42号(1時間)
新宮
  国道42号(1時間)
那智勝浦
  国道42号(1時間)
串本

うーん、時間が適当すぎて距離感とまったくあってないけど、まぁこまけぇ事は気にしない。
国道42号って何もんだよ、って感じですけども。 国道42号については、詳しくはWikipediっていただくとして。
ja.wikipedia.org/wiki/国道42号

それが、今や以下のようになっておるわけです。
東京
  東名・伊勢湾岸(4時間)
四日市
  伊勢道(1時間)
勢和多気
  紀勢道(0.3時間)
尾鷲
  尾鷲熊野道路(0.3時間)
熊野
  国道42号(1時間)
新宮
  那智勝浦新宮道路(0.3時間)
那智勝浦
  国道42号(1時間)
串本

時間はちょー適当だけども、まぁ雰囲気だいたいこんな感じ。
要するに、片道10時間かかってたものが、片道8時間になったって事が言いたいわけ。
なんだ8時間だって大変じゃん、って言うかもしれんけども。
8時間連続で運転するって、大変じゃん?
でも、その「くたびれたなー」っていう状態から、休憩はさみつつでもあと2時間頑張るっていうのがどれほどのダメージか。
無理してるところに無理を重ねると、疲労の蓄積は二乗三乗ですわ。

そうだなぁ、どれぐらい無理かっていうと10時間連続運転は、160球完投勝利、みたいなもん。
やればできなくはないけど、やったら疲労の蓄積が半端ない。
それが2割も球数が減って128球完投勝利ならね、まぁ何とかね、中5日なら許容範囲かな、みたいな。でも次の試合は無理できないね、みたいな。
なんだよ。例え話は全部野球か。このまま野球の話するか? しないけども。

さらに国道42号を知っている人なら分かるだろうけど、もうとにかく山道。のぼりーくだりー、みぎへーひだりへー。
これの疲労は、自分が自覚する以上にくるものがある。
尾鷲だの熊野だのの山道は本当にクネクネしてて、ちょっと本気出せば韓国大統領にも当選できるほど。
時事ネタだね。数年後読み返すと一瞬意味がわかんないやつだね。よし、その時のために説明を書いちゃおう! 今の韓国大統領はパク・クネだよ!

はい、自分のジョークに自分で解説を加えるというね、もう一個気持ち悪いやつを重ねてね。 一回気持ち悪いの出したら、もう二回も三回も大差ないから。
「気持ち悪い」って言われるショックと「すごい気持ち悪い」って言われるショックって、大差ないでしょ? 一個目の衝撃が強すぎて。

まぁとにかく、そのクネクネの山道を高規格道路によって回避できるということ。
これが、もうとんでもなく楽になった。
おかげで、いつも到着時はグデーっと横になってしばらく身動きもとらずに携帯いじってるだけになるのに、今回は到着と同時に母親の荷物運びを手伝ってコーヒーを一緒に飲み、少し団欒を楽しんだ後にグデーっと横になって携帯をいじった。

楽になったアピールになってない。
いや、話の流れでそう書いたけども、実際はそんなにダメージはなくて。
翌日のゴミ出しのために奥から粗大ごみを引っ張り出したり、コンビニまで自転車でひとっ走りしたり。今までなら考えられないようなアクションをとれるわけですよ。いや~便利な世の中になったなって。

しかも、今の話は紀伊半島の東側の話だったけど、西側はもっとすごい。なんと串本まで高速道路を延ばす事業が着々と進行中だっていうんだから。
あ、すさみ~串本はまだ承認はされてないんだっけな? でも国土交通省的には妥当性アリと判断して計画を進めているという話。

串本まで一発で来れるなら、ちょっと遠回りでも紀伊半島の西回りで往復した方がもっと楽になるだろうなぁ~。
早くこいこい高速道路~。
公共事業ってステキ!


あ、西側と東側っていうキーワードで共産主義の話もってくればよかった。

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